中国では、介子推を悼み一日中火を用いない日「寒食」があるという。忠節とこころざしの高さから、一貫して重耳を守った青年剣士介子推。「つらい、と泣いた体験はこの小説が初めて」と著者が語る品格高い会心作。

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