奇貨居くべし / Kikaokubeshi

Biography

秦の始皇帝の父ともいわれる呂不韋(ろふい)。一商人から宰相にまでのぼりつめたその波瀾の生涯を描く。多くの食客を抱え、『呂氏春秋』を編んだということ以外、多くの謎に包まれた呂不韋に、澄明な筆致で生命を与え、みごとな人物像を作り上げた、六年半に及ぶ大作。宮城谷文学の精髄・全五巻

奇貨居くべし(春風篇) / Kikaokubeshi-1

第一巻春風篇では、呂不韋の少年時代を描く。

奇貨居くべし(火雲篇) / Kikaokubeshi-2

秦の始皇帝の父ともいわれる呂不韋。一商人から宰相にまでのぼりつめたその波瀾の生涯を描く。生家を出て、韓、魏、趙、秦、楚と旅を続ける呂不韋。「和氏の璧」の事件を経て、藺相如、孫子、孟嘗君ら乱世の英俊と出会い、精神的に大きく成長する。第二巻火雲篇では、呂不韋の青年時代を描く。

奇貨居くべし(黄河篇) / Kikaokubeshi-3

孟嘗君亡きあと、謀略に落ちた慈光苑の人びとを助け新たな一歩を踏み出す呂不韋。秦の始皇帝の父ともいわれる政商・呂不韋の激動の生涯。

奇貨居くべし(飛翔篇) / Kikaokubeshi-4

秦の始皇帝の父ともいわれる政商・呂不韋の波瀾の生涯を描く長編第四巻。賈人として立った呂不韋は囚われの身となった公子・異人を助け、大国・秦の政治の中枢に食い込むための賭けを始める。

奇貨居くべし(天命篇) / Kikaokubeshi-5

秦の始皇帝の父ともいわれる呂不韋。一商人から宰相にまでのぼりつめたその波瀾の生涯を描く。商賈の道を捨て、荘襄王とともに、理想の政体の実現に向けて、秦の政治改革に奔走する呂不韋だが…。宮城谷文学の精髄・全五巻完結。