成長した田文を孫びんに託して、白圭は周へ移った。師の孫びんに導かれて、仁の資質、信の確かさを増す田文。「わたしは文どのに広い天地と豊かな春秋をあたえたい」―。遂に孫びんは田文を実父田嬰に引き合わせ、田文は貴人の家の子にもどった。全土に秦・魏・楚が屹立する中、斉王は孫びんを軍師に決定した。

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